声優への道

【声優は役者】リアルな演技の仕方とは?【役に成きるには想像力を身につけろ】

2017/01/30

声優はナレーターではありません。
声を発してキャラクターを演じるのが仕事です。
良い声、特徴のある声だからといって、声優になれる訳ではありません。
こんなこと分かりきっていると言われてしまいそうですが、
改めて考えると凄く大切なことなんですね。
今回は声優の演技についてまとめていきたいと思います。



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声優は役者

現在の声優さんは様々なことが求められています。トーク術、歌唱力、タレント性、容姿など、声優活動の幅が増えてきた事は喜ばしいことですが、忘れてはならないのは、声優は演者ということです。声優はキャラクターに声を当てて命を吹き込むのが仕事であって、ラジオDJでもなければ歌手でもありません。また、良い声で文章を読むだけなら、それはナレーターというもので、声優ではありません。

 

声優には演技力が欠かせないのです。よくアニメファンがキャスティングについて熱く語ることがありますが、そのなかで声優の演技が嘘っぽいとか、リアリティーに欠けるなど批評することがあります。これは声優にとっては屈辱な事ですよね。キャストの演技がファンに伝わっていないのですから、悔しいに決まっています。しかしこれは視聴者の意見であり、本心です。これだけ見ても、アニメファンは声優に演技力を求めている事がわかります。売れる声優、人気のある声優というのは、個性的な声で、演技力があるから光っているのです。声が個性的なだけなら、アナウンサーやナレーター、イベント司会者になった方が大成します。声優があくまでも求められているのは演技力だということを、これから声優になろうと考えている方は認識しておきましょう。

 

 

リアルな演技ってなに?

とは言っても、リアルな演技ってなに? 演技力ってどうやって身につけるの?と疑問が浮かびますよね。よく有名な役者さんは、役に入り込んでしまうと云われています。要は役になりきってしまうという事です。これは、ただ感情的にセリフを読むだけではできません。役のバックグラウンドを捉えなければできないのです。

 

具体的に書きましょう。卒業式の後、女の子が幼馴染の男の子に『好き』と伝えるシーンがあるとします。この場合、どのように感情を載せればいいのでしょう。いや、これだけの情報で感情を乗せられる訳がありません。女の子はどんな性格なの? 活発なのか、おしとやかなのか? それだけでも、感情の出し方は違います。

 

皆さん想像してください。この女の子が告白に至るまで、どんな背景があったのでしょう。

 

もしかしたら、女の子と男の子は小さい頃は仲が良かったけれども最近は疎遠になっていたのかもしれませんね。小さい頃から男の子の事が好きだったけど、好きだと伝えられなかった。女の子は男の子から嫌われていると思っていたけど、女の子の寿命が残り少ない事が分かり、自分の人生に杭を残したくなくて、振られる事を覚悟して告白したかも。

 

もう一つは、女の子は男の子を見下していて毛嫌いしていたけど、あるイベントを境に男の子を見直して好きになってしまった。だけどプライドが邪魔して自分に素直になれず、なかなか告白できずにいた。けれども、男の子が卒業後に都会に出る事が分かって、勇気を振り絞って告白したかも。

 

上の2つのケース。いずれも、幼馴染、なかなか告白できなかった。という共通点がありますが、誰がどう見たって演技が違ってくるのは明らかです。だた『好き』というセリフでも、そこに行き着く背景が変われば演技が違ってくるのです。しかし台本はここまで親切にト書きされていません。演者は台本を熟読し、女の子がどんな生活を送っていたのか。どんな性格なのかをしっかり把握し想像して、このシーンではどういった気持ちセリフをいうのか考えなければいけないのです。

 

もっと細かくいえば、女の子が長女なのか末っ子なのかでも、演技が変わってきます。皆さん、長女と末っ子のイメージってどんなかんじですが? 想像してみてください。きっと、明確に違いが出てくるのではないでしょうか? キャラクターの家族構成だけでも演技が変わってくるのです。

 

人格だけではありません。そのシーンの時間、天気、気温、周りの音などによって、演技は違ってきます。静かな教室での告白と、喧騒する教室での告白が、同じ『好き』という声質になるとおもいますか? なりませんよね。役になりきることとは、どれだけ演じるキャラクターを想像できるかということなのです。

 

 

まとめ

演技とはセリフを言えば良いというものではありません。そのシーンがどのようなシーンなのか、セリフだけの情報だけでなく、その他の情報にもアンテナを張って、その場面を想像し考えて声を出さなくてはいけないのです。キャラクターの人格や環境をしっかり捉えらて演技ができるようになれば、リアリティーは上がっていくでしょう。



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